診療科紹介 | 医療法人 彰療会 大正病院

大阪市大正区三軒家東5-5-16

診療科紹介

内科

診療内容

内科

午前診・夜診に加えて、24時間、患者様の要求に対応できるように診療体制を整えております。
診療分野は広く内科全般を扱っております。

特殊検査

当院内科で施行できる主な検査は下記になります。
消化器系
X線造影検査(食道・胃・小腸・大腸・膵管・胆管など)、MRI、全身マルチスライスCT、超音波検査、内視鏡検査(食道・胃・十二指腸・大腸など) 内視鏡検査についてはこちら
循環器系
運動負荷心電図・ホルター心電図・心臓超音波検査、頭部MRI・MRAなど
呼吸器系
MRI・全身マルチスライスCT・呼吸機能検査など

特殊治療

内視鏡手術(食道・胃・大腸の腫瘍切除、止血、食道静脈瘤治療、胃ろう造設、減黄など)を積極的に行っています。

スタッフ・資格

常勤医
福本 健治 名誉院長、大塚 正友 院長、西口 太 副部長、石黒 大三 副部長、上田 信三 医長、南條 望
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本消化器学会認定消化器病指導医
  • 日本医師会認定産業医
  • 日本緩和医療学会 緩和医療専門医

内視鏡室の紹介

当院内視鏡室は

消化器専門医や消化器内視鏡専門医資格をもった、消化器内科医師が中心となり胃カメラ(上部消化管内視鏡検査) 、大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)胃瘻造設術・交換などの検査・治療を行っています。

患者様に優しい内視鏡を心がけています

内視鏡検査はつらい、怖い、痛いといったイメージを持っている方が多いと思います。
当院では様々な工夫をし、安全と安心を確保した上で検査時の苦痛を最小限にし、できるだけ気楽に検査を受けていただけるようスタッフ一同心がけています。

ゆったり、リラックスして検査ができるようにリクライニングソファーを置いています。
検査の前に、看護師がしっかりお話を伺い患者様に合った検査方法をオーダーメイドします。

苦しくなく内視鏡を受けて頂く工夫があります

胃カメラでは

鎮静剤(少し眠くなるお薬)を使用して検査ができます。
経鼻内視鏡(鼻から)検査を受けていただけます。

大腸カメラでは

鎮静剤(少し眠くなるお薬)を使用して検査をします。
炭酸ガス送気装置を使用しています。
通常の検査では、空気を使用し送気しますが当院では、空気の代わりに二酸化炭素を送気します。
二酸化炭素は水や体内に吸収されやすいため、検査後のお腹のはりや苦しさを速やかに軽減します。

最新の機器

最新のオリンパス社製内視鏡システム EVIS LUCERA ELITEを導入していることで鮮明な画像が得られ診断・治療の向上が図れます。 NBI装置・拡大内視鏡・経鼻内視鏡を備えています。

安心・安全・清潔に

専用の高水準洗浄器で「日本消化器内視鏡学会 内視鏡洗浄・消毒ガイドライン」に従い洗浄・消毒を行い感染予防対策を徹底し常に清潔な状態で検査が提供できるよう努めています。

内視鏡担当表

曜日
胃カメラ 平田 木下 石黒   南條
大腸カメラ 平田 木下 石黒 石黒 南條

* 胃カメラ・大腸カメラの検査の予約は、内科診察が必要です。

心療内科

診療内容

心療内科は心身のストレスから起こってくる病気を扱います。
ストレスというのは、日々の生活の変化に対処するための疲れを表しています。
毎日誰にでもある小さな変化によるストレスも、それがたまると大きな変調のもとになりますし、職場のトラブルや家族の病気など大きな変化によるストレスは言うまでもありません。
ストレスによる病気は、主に身体的症状が中心となる心身症、精神症状が中心となるうつ病、神経症などの2つに分けられます。誰でも嫌なことがあると胸がどきどきしたり、不安になるなど、身体と心の調子が狂うのですが、それが長く続いたり、程度がきついと日常生活がスムースに送れなくなります。これがストレス病です。
ふつうは症状があるためにマイナス思考におちいり、普段なら何でもないことまでがストレスとなり、それがまた症状の原因となって悪循環の状態になります。
また小さなストレスが原因の場合にはストレスがあることに気づかない人も少なくはありません。
ほとんどのストレス病は投薬(精神安定剤など)、カウンセリング、休養などにより短期間で治ります。誰にでも起こる可能性がある病気で、自然に治る人も多いのですが、放置しておくと長期化することもあり、早期の受診をお勧めします。

初診の患者様の受診については予約制とさせていただいております。予約は「内科受付」にて行いますので、ご予約の方はお問合せください。

スタッフ・資格

非常勤医
千原 精志郎
  • 医学博士・精神保健指定医

整形外科

診療内容

整形外科

整形外科とは、骨・関節・筋肉・神経など身体の運動器を扱う診療科です。
近年、生活様式の変化や、人口の高齢化に伴い、急速に進歩を続ける現代社会では、腰痛や肩こりなどの慢性的な痛みや骨粗鬆症に悩む人が増えています。
また、健康維持、増進のために市民スポーツやフィットネス熱は高まり、競技スポーツもますます高度化し、スポーツ障害や外傷も増加しております。
当院では、整形外科医と理学療法士のチーム診療により、従来の治療医学のみならず、予防医学を含め専門的かつ速やかな診断・治療を目指しております。
疾患ごとに診断・治療方法を使い分けます。レントゲン、造影検査、CT・MRI、骨塩定量検査などで診断を行います。手術しない治療法としては薬、注射・点滴、ギプス・装具、リハビリテーションなどがあります。そして必要な場合は手術を行います。
骨折に対して骨接合術、関節疾患に対しては骨切り術や人工関節置換術といったように、疾患に応じて様々な手術を行っています。
どのようなことでもお気軽にお問い合わせください。

対象疾患

  • 1 手足の擦り傷、打撲、捻挫、骨折、脱臼、神経・腱の断裂等のほか、脊椎,脊髄の外傷に伴う損傷
  • 2 年齢の変化とともにおこる関節の腫れや痛みや変形[膝股、手指などの変形性関節症や肩関節周囲炎(四十肩)など]
  • 3 骨が一部死んでしまう大腿骨頭壊死症などの壊死性疾患
  • 4 首の痛みや肩こり、腰痛、神経痛、しびれなどの脊椎・脊髄疾患(椎間板ヘルニア,骨粗鬆症,腰部脊柱管狭窄症など)
  • 5 スポーツ障害
  • 6 リウマチ性疾患(慢性関節リウマチ、痛風など)
  • 7 骨や関節、筋肉等にバイ菌が侵入することによりおこる感染性疾患
  • 8 その他

スタッフ・資格

常勤医
小山 猛 部長
  • 日本整形外科学会整形外科専門医
  • 日本整形外科学会 脊椎脊髄病認定医
  • 日本整形外科学会 スポーツ認定医
  • 日本リウマチ学会専門医
  • 日本リハビリテーション医学会認定臨床医
  • 日本抗加齢医学会専門医
  • 日本リウマチ財団登録医

小児科

診療内容

小児科

私たちは「地域の人々から信頼される小児科」をめざして診療を行っています。気軽に相談でき、それに対して的確でわかりやすくお答えできるように努めています。診療内容はできるだけ基本に忠実でスタンダードなものを心がけています。また、何が患者様にとってより良い治療かを常に考えながら診療しています。
外来は常勤医の他は関西医大小児科学教室からの応援をいただいています。
特殊外来としてはアレルギー外来(すべて予約制)と、木曜午後には小児循環器外来を行っています。
午前診は平日は受付順に、土曜日は予約制で診察を行っています。午後診は予防接種や健診のほか一般診察も予約制となっています。
外来患者数は1日平均約50人、年間入院患者数は200人前後です。
平成30年春より病児保育室「おひさま」を開設しました。けがや病気で保育園や学校に通うことができない時、ご家族を支援させていただきます。
「おひさま」についてはこちら

予防接種

予防接種外来:月曜 14:00~15:30/火曜 15:00~16:30/水曜 14:00~16:00

 💉定期予防接種・・・ 予防接種法に基づいて自治体が実施する予防接種。当院では大阪市にお住まいの方の接種費用は無料です。
ヒブ、小児肺炎球菌、四種混合、麻疹・風疹混合(MR)、水痘、B型肝炎、ロタウイルス、二種混合(DT)など
※定期予防接種は決められた時期に接種しなければ、接種費用は自己負担になります。

 💉任意予防接種・・・ 希望しておこなう予防接種。接種費用は自己負担です。
ムンプス、インフルエンザなど

(PDF版)当院での推奨予防接種スケジュール例
(参考)予防接種法による定期の予防接種一覧(大阪市サイト)

予防接種は完全予約制となります。電話06-6552-0621(病客課)または診察受付にて予約をおとりください。

当日は予約時間までに診察受付にて受付をしてください。

予防接種当日にお持ちいただくもの
・母子健康手帳
・予防接種手帳(大阪市在住の方)
・健康保険証


スタッフ・資格

常勤医
岩本 幸久 副院長
  • 日本小児科学会小児科専門医

皮膚科

診療体制

医師1名体制ですが、常勤で勤務していますので、基本的に外来診療は月曜から土曜まで毎日行っています。従って、診療時間内であれば、いつ来ていただいても同じ医師が対応します。
診察は予約制となります。電話06-6552-0621(病客課)または診察受付にて予約をおとりください。
診察券をお持ちでない方でも予約は可能です。
土曜日をはじめとして出張等により休診することがありますが、その場合は事前にホームページや院内掲示物などでお知らせします。

診療内容

皮膚疾患全般にわたって標準以上の対応が可能と考えていますが、医師は1名しかいなく、できる事には限りがあります。
しかしながら、手に余るような疾患に対し、不必要に診療を続けて手遅れになるようなことはしません。
また、そのような場合には責任を持って次の医療機関を紹介します。
従って、安心して受診いただけると思います。


スタッフ・資格

常勤医
井手山 晋 部長
  • 日本皮膚科学会 皮膚科専門医

レーザー治療

シミのレーザー治療

レーザー治療

皮膚科ではシミに対するレーザー治療を行っております。
装置は「ザ・ルビーnano_Q」という商品名のQスイッチルビーレーザーです。

治療費

レーザー治療
(実物大ではありません)

シミのレーザー治療は自費診療(保険診療外)になります。費用は1回照射あたり660円(税込)です。照射料のほか別途診察料がかかります。
※照射野の形は対角5mmの正六角形で、面積にして16mm2程度です。
 従って直径3mm程より大きなシミには大きさや形状に合わせて複数回照射することになります。

患者さん自身はシミだと思っていても、実際はレーザー照射で取れるシミではないこともありますので、まず、皮膚科診察(保険診療)を受けてください。
診察の上、治療内容について詳しく説明させていただきます。

レーザー治療について

巻き爪治療

皮膚科では巻き爪治療を行っております。

治療費

基本料金 4,202円(税込)
追加1カ所につき プラス1,100円(税込)
※別途診察料がかかります。

詳しくは皮膚科外来までお問合せください。
※一度診察を受けていただいてからの予約制の治療となっております。


歯科

診療体制

木日祝を除く毎日診療を行っています。予約優先制となりますので、お電話06-6552-0621または病院受付にてご予約をお願いします。当日予約外での診察も可能ですが、お待たせする場合がありますのでご了承ください。診察券をお持ちでない方でもご予約、診察は可能です。

診療内容

外来での一般歯科、小児歯科、予防歯科、審美歯科に加え、入院患者様の口腔ケア等も行っています。
パノラマ・デンタルレントゲン機器を完備しており、基本的な歯周病、虫歯、入歯や差し歯の治療、外科的処置(抜歯や消炎など)も対応可能です。歯科健診やお子様のフッ素塗布、顎関節症状のほか、ホワイトニング等の審美的なご相談も受け付けています。 スタッフ人数や設備に限りがあるため、精密検査や高度な治療が必要と判断される場合には、責任を持って他医療機関へご紹介させていただきます。

スタッフ

常勤歯科医
南條 真悠

婦人科

スタッフ・資格

非常勤医
南條 亨、上田 晴彦
  • 日本産科婦人科学会専門医、母体保護法指定医、細胞診専門医
大正病院付属 産婦人科クリニック
ご希望の方、興味のある方はお気軽にお尋ねください。
産婦人科クリニックのホームページへ

リハビリテーション科

診療内容

どんな科目?
事故や怪我・病気等が原因で起こった運動機能の低下、障害・後遺症、痛み等の不快症状と、身体能力に問題を抱える方が生活の質的向上を目的に、増悪の予防も含めて社会復帰及び日常生活動作(例えば、物を握る・座る・歩く等)の獲得を目指す診療科目です。
当院では理学療法を中心としたアプローチを行っています。個別の目的に応じて運動プログラムを作成し、身体機能の維持・改善を促していく運動療法と、電気・温熱・牽引・水治・光線等の機器を用いて痛み等の症状を保存的に軽減及び改善を促す物理療法とを行います。
外来受診について
まずは、整形外科へ受診してください。他科受診時でも、一度主治医にご相談ください。個別の状態に対応するリハビリテーション依頼・処方箋を発行いたします。
リハビリテーション科は予約制及び実施者担当制ですので、リハビリテーション科受付にて予約をし、次回予定日より診療開始となります。
診療受付時間・実施曜日について
外来は月曜~土曜日の午前中で、受付時間は9:00~12:00です。 日曜日・祝日は休診です。

リハビリテーション室の風景

放射線科

診療内容と特色

当院の放射線科では、男性技師3名と女性技師1名の計4名の放射線技師が担当しています。各種の単純X線検査、MRI検査、CT検査、乳房検査(マンモグラフィ)、X線透視検査、骨密度測定検査などを行っています。MRI検査は、頭部全般、整形外科領域、消化器領域、婦人科領域等の撮像をしています。また、CT検査では頭部、胸部、腹部、四肢、血管、骨など色々な部位を撮影しています。検査によっては造影剤を使用することもあります。乳房検査(マンモグラフィ)は、2023年に新しく導入した装置で、マンモグラフィ撮影認定技師(女性)のみが担当します。ほとんどの患者様は緊張しますが、女性技師が担当することで、女性ならではの細やかな気配りにより、安心して検査を受けていただける環境作りに務めています。撮影時は、できるだけ手際良く、より診断価値の高い画像が提供できるように心がけています。当院では、大阪市の乳がん検診指定病院であり、大阪市乳がん検診取扱医療機関の規定に準じて検診を行っています。
日々の精度管理、撮影に関する準備等も欠かさずチェックし最大限の情報を得られる画像を提供できるよう、毎日の業務に取り組んでいます。
《 周辺医療機関の先生方へ 》

周辺医療機関の先生方からの検査依頼を当院の地域連携室を介してお受けしています。尚、17:00以降及び休日も、単純CT、単純MRIの検査を行っています。日中や平日に時間がとれない方や仕事帰りに検査だけ受けたい方など、多くの方々にご利用いただいています。予約検査となりますので、詳しい手順やご不明な点がございましたら地域連携室までお問い合わせください。
撮影後の画像に関しては、CD-R(ご希望によりフィルムも可)を作成し、患者様に手渡しもしくは病院、医院宛にお届けしています。
地域連携室電話番号
一般の方からは受け付けておりませんので、かかりつけの先生にご相談ください。

画像診断

MRI
MRIとはMagnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像)の略で、核磁気共鳴現象(NMR)を用いた撮像法です。
MRI検査では、X線などの放射線ではなく、強力な磁場と電磁波を用いて画像を作成しますので、放射線による被ばくはありません。
MRI検査の長所は、放射線による被ばくがなく、骨のほかにも筋肉、靭帯、脳、脊髄、各臓器などの軟部組織の観察に優れている点です。また頭頚部や胸腹部の血管、胆管、膵管などを造影剤という薬を使用せずに描出することができます。
短所としては、撮影時間が長く動くことができず、動いてしまうと画像が乱れることがあります。また強い磁場を必要としますので、体内金属などの影響により画像に歪みや欠損を生じることがあり検査できないこともあります。

MRI検査に際しての注意事項

  • 検査用ベッドに寝ていただき、検査中はお体を動かさないようにお願いします。
  • 検査中は装置から大きな音が発生しますので、ヘッドホンを装着していただきます。
  • 検査部位によっては、合図にあわせて息止めをしていただく場合もあります。
MRI検査室は、常に強力な磁場が発生していますので、安全に検査を受けていただくために検査着に着替えていただきます。また、以下に該当するものを検査室に持ち込むことはできません。
  • 金属物(時計、鍵、ライター、アクセサリー、ヘアピン、補聴器など)
  • 磁気カード(キャッシュカード、駐車券、定期券、テレホンカードなど)
  • その他(携帯電話、音楽プレーヤー、磁石製義歯、カイロ、カラーコンタクトレンズなど)

検査について

以下に該当する方は、検査を受けることができません。
  • 心臓ペースメーカーを使用している方
  • 人工内耳を埋め込まれている方
  • 可動型義眼を装着している方
以下に該当する方は、検査を受けることができない場合があります。
  • 脳動脈瘤の手術を受け金属クリップを入れている方
  • 金属製の心臓人工弁を入れている方
  • その他体内金属のある方
  • 妊娠または妊娠している可能性のある方(妊娠14週以下)
  • 閉所恐怖症の方
  • 刺青、アートメイク、増毛パウダー等をご使用の方
ご不明な点は、当院迄お問い合わせください。

VSRAD(ブイエスラド)検査

VSRAD とは、Voxel-Based Specific RegionalAnalysis System for Alzheimer’s Disease の略で、前駆期を含む早期アルツハイマー型認知症の診断を支援するための検査です。早期アルツハイマー型認知症(早期AD) の診断は難しく、医師も診断に困ります。早期AD では最も早く海馬傍回(記憶に関わるところ) が萎縮することがわかっています。海馬傍回は体積も小さく、CT、MRI などの画像上では視覚的にはとても評価が難しいです。
VSRAD ではMRI 画像を利用し、この小さな海馬傍回の体積の萎縮度を正常脳と比較して、数値で評価します。この数値をZスコアで表し、この数値が2.0を超えると9割以上の確率でAD の疑いがあることがわかるそうです。
しかし、この検査の結果から確定診断ができるわけではなく、あくまでも早期AD を診断する上での支援をする目的で使用されます。
早期AD の症状の進行を抑える薬の投薬は、早期ADであればあるほど、その効果が期待できます。

解析結果レポート

被験者画像と健常者平均画像を統計比較した結果、平均値からどれだけの標準偏差分離れているかを示す値です。
Zスコア「2」とは、平均値から標準偏差の2倍を超えたものということになり5%の危険率で統計学的有意差があると評価されます。

Zスコア= (健常者群平均ボクセル値-被験者ボクセル値)/健常者群標準偏差

ボクセル値とは各ボクセルの灰白質容積密度を明るさ(輝度) で表した値です。※ボクセルは2mm 立法(2mm×2mm×2mm)

解析は、MRI 画像を利用し、海馬傍回の体積の萎縮度を正常脳と比較して数値で評価します。この数値をZスコアで表し、この数値が2.0を超えると9割以上の確率でAD の疑いがあることがわかります。
解析レポート

CT
CTとはComputed Tomography – コンピューター断層画像のことを言います。
人体に360°の方向からX線を照射し、人体透過後のX線を検出器という機械で収集します。得られたデータをコンピューターで解析・計算すると人体の輪切りの画像が得られます。さらに処理することにより様々な方向からの断層画像、または3次元画像まで得ることができます。
もっと詳しく検査する時は、造影剤を使用します。
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造影(ぞうえい)CT検査について

造影剤は、静脈に注射することによって体内に分布し画像診断の情報量を増やす役割を果たします。
CTで用いられる造影剤はヨード造影剤と呼ばれるもので、副作用は極めて少ない薬ですが、ごく稀に気分が悪くなったり、かゆみ、発疹がでる場合があります。
造影剤は通常24時間以内にほとんど尿中に排出されますので、検査後は薬の排出を促すために十分に水分を補給してください。ごく稀に、数時間から数日後に頭痛、吐き気、かゆみ、蕁麻疹などの副作用が現れることがあります。
造影CT

検査について

検査をする部位によって着替えをしていただきます。
検査部位に金属等を身につけていますと、その周囲の画像データが正しく得られず診断に支障をきたすので、必ずお外しください。
  • 検査の所要時間は5~20分程度です。
  • 検査部位により呼吸を止めていただくことがあります。
  • 造影剤を使用することがあります。
マンモグラフィタイトル
マンモグラフィとは、乳房専用のX線撮影装置、つまりレントゲン検査を行う装置です。乳がんの早期発見に欠かすことのできない、最も有効な画像診断の1つです。マンモグラフィ検査により、乳がんの初期症状である微細な石灰化や、セルフチェックや触診ではわかりにくい小さな病巣部を画像として捉えることができます。

当院では、大阪市の乳がん検診指定病院であり、大阪市乳がん検診取扱医療機関の規定に準じて検診を行っております。

大阪市乳がん検診取扱医療機関の規定に準じるため、新しくSIEMENS社 MAMMOMAT Fusion 2023年導入しました。

アナログ技術からデジタル技術へ進化したことで、より高画質(=診断価値の高い)な画像が得られます。
そのため触診や自己チェックでは発見できないよな微細な乳がんの発見を可能とします。

また、MAMMOMAT Fusionでは患者様の乳房の形状に合わせて 『しなる』 圧迫板を搭載し、かつ、乳房の大きさに合わせて最適な圧迫で停止する “自動圧迫機構”を搭載しています。
これにより、マンモグラフィ特有の痛みを軽減することができ、快適な検査をご提供します。

◎乳がんの早期発見にはマンモグラフィ検査が大切
欧米では、60~80%の女性が2年に1回の割合でマンモグラフィ検査を受けていて、乳がんで亡くなる方は減少しています。日本では、マンモグラフィ検査の受診率は40%を超える程度で、乳がんで亡くなる方が増え続けているのが現状です。乳がんの早期発見のため、日本でもマンモグラフィ検査の普及が進められています。
※石灰化:死んだ細胞にカルシウムが沈着した状態。良性のものと悪性のものがある。
マンモグラフィ

マンモグラフィー Q&A

  • マンモグラフィ検査はどのように行われるの?
    マンモグラフィ検査は放射線技師(女性)によって行われます。
    撮影台の上に乳房を乗せ、透明な板で圧迫して薄く伸ばして撮影します。左右それぞれの乳房に対し、上下や斜め方向からレントゲン写真を撮ります。乳房を平たく圧迫することで病変をより鮮明に写し出します。
  • マンモグラフィ検査は痛い?
    乳房を圧迫して撮影するため、痛みを感じることがあります。痛みには個人差がありますが、乳房の大きさにかかわらず、乳腺の発達した方が痛みを感じるようです。
    月経前の1週間くらいは、乳房が張って痛みに敏感になることがあります。
    乳房がやわらかい状態になる月経後1週間~10日の間に検査を受けることをおすすめします。
  • マンモグラフィによる放射線被ばくの影響は?
    X線による放射線被ばくがありますが、自然のなかで浴びる放射線量と同程度なので、健康に影響が及ぶ心配はありません。ただし、妊娠中もしくは妊娠が疑われる方は、放射線感受性の高い胎児への影響を考えて、避けたほうがいいでしょう。
一般撮影装置タイトル
健康診断などの際に、胸のX線写真を撮られた方も多くご存じかと思いますが、このような撮影を一般撮影(単純撮影)と呼んでいます。一般撮影には、胸の撮影以外にも頭の先から足の先まで、あらゆる部位を撮影します。一般撮影で得られた1枚の写真は、X線が体の中にある骨や空気、臓器などを透過することによって、抽出されます。患者の状態にもよりますが、単純撮影は他の放射線検査と比較して、簡便かつ迅速に画像情報の提供が可能となります。従って、病院にお越しになられた際、最初の診断に用いられる最も頻度の高い検査といえます。
x線投資装置タイトル
一般撮影では写る部分と写らない部分があります。その写らない部分を見る為に造影剤を注入したり飲んで頂いたりしてX線写真を撮影する装置です。例えば、バリウムなどの造影剤を用いた消化管検査(食道、胃、腸など)を行ないます。
透視をしながら骨折、脱臼などの整復も行ないます。
内視鏡を用いて、胆管、膵管を造影し、胆道系疾患、膵疾患の診断および治療を行ないます。
胆管の炎症、狭窄がある場合超音波装置を用いて経皮的に穿刺し胆道系造影を行なうことによって病変を診断し、必要に応じて黄疸軽減のための治療を行ないます。
その他、気管支ファイバー、イレウスチューブ挿入、関節造影、大腸内視鏡検査、大腸ポリペクトミーなど様々な検査、治療に使用されます。
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骨密度検査
日立 ALPHYS LF
骨密度検査とは、
超高齢化社会となった日本では、健康寿命を延ばすことが注目されています。一方、要介護となる原因は骨折や関節疾患などの運動器の疾患が最多であり、日本整形外科学会は2007年より骨や関節などの運動器疾患の総称として、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)を提唱し、予防啓発を行っています。中でも、骨が弱くなり、骨折がしやすくなる骨粗しょう症は自覚症状が少ないため、骨折をして初めて気づくことが多く、一度骨折をすると、次に骨折する可能性が高くなることから、早期検査による治療や予防が重要となります。
日立 ALPHYS LF

骨粗しょう症の検査は骨の強度を測定する骨密度検査や骨の形を観察するレントゲン検査、骨の新陳代謝を測る血液検査などがありますが、骨粗しょう症は骨が弱くなり、骨折しやすくなる疾患であることから、骨密度検査が中心と考えられています。
ALPHYS LFは、基本的に寝た状態での検査ですが、車椅子の方にも快適に使えるユーザビリティ、従来よりコンパクトなデザインで患者者への負担を軽減する安心設計も兼ね備えた装置になります。

ALPHYS LF の特徴

新製品「ALPHYS LF」(アルフィス エルエフ)は、腰椎・大腿骨用のX線骨密度測定装置です。 アルフィス エルエフは、従来製品よりコンパクトになり、アームの開口範囲が広くなったことで、検査中の圧迫感や恐怖心を軽減することができます。また、体組成測定ソフトウェアを搭載し、大腿部の除脂肪量と脂肪量の測定を行うことができます。
検査時間は、ワンパススキャン機能により、腰椎:約40秒、大腿骨:約20秒という短時間測定を実現し、被検者への負担を軽減します。
整形外科や骨粗しょう症が代謝疾患であることにより治療が増えている内科など、幅広く使用できます。

上記でもお伝えしましたが、日本では高齢者の増加とともに、要支援・要介護者が増加しています。その原因で最も多いのは、転倒・骨折や関節疾患などの運動器疾患であり、日本整形外科学会では2007年から、運動器疾患により「立つ」「歩く」といった機能が低下した状態を総称したロコモティブシンドローム(運動器症候群)を提唱し、予防啓発を行ってきました。
ロコモティブシンドロームの原因の一つが、骨が弱くなることで骨折をしやすくなる骨粗しょう症です。自覚症状が少ないため早期検査による治療や予防が重要とされています。
主な検査は骨の形状を観察するレントゲン検査と骨密度検査であり、骨密度検査では現在、腰椎と大腿骨の測定が推奨されています。

【診断について】
骨密度とは、骨に含まれるカルシウムなどのミネラル成分の量を測定する検査で、骨粗しょう症や代謝性骨疾患の診断に役立ちます。
以前の装置は前腕での測定でしたが、新しい装置では腰や大腿骨でも測定ができるようになりました。
腰や大腿骨は骨粗しょう症による骨折が生じる部位であり、その部分を測定することで最も直接的に骨の状態を評価することができます。
  • 息切れしやすい
  • 背が縮んだように感じる
  • すぐにお腹がいっぱいになる
  • 背中や腰が曲がったように感じる
  • 関節リウマチなどでステロイド剤を投与されている
などの方、骨粗しょう症の予備軍かもしれません。
骨密度測定で骨密度の減少を早期に発見し、適切な予防や治療を行うことができます。
ALPHYS LF の特徴
ALPHYS LF の特徴